一般的なコア抜き工事の流れについてご紹介します。
- 事前調査・レントゲン撮影
- 騒音・粉塵などの対策
- アンカー打ち
- コア抜き作業
- 後片付け
STEP01.事前調査・レントゲン撮影
事前調査では、穴を安全に開けられる場所を確認します。
鉄筋や電線、光回線などの通信線を、切断しない場所に開ける必要があるためです。
図面などで確認するだけでなく、鉄筋の場所や状況を調べるためにレントゲン撮影を行います。
土台の中には鉄筋が細かい間隔で差しこまれているため、
これを誤って切ってしまうと、土台の安定性が落ちてしまいます。
そうなると工事のやり直しが必要になるので、事前調査はとても重要です。
レントゲン撮影を行うには、エックス線作業主任者という国家資格が必要とされます。
STEP02.騒音・粉塵などの対策
コア抜き工事は、コンクリートを削って穴を開けるので、大きな音が出ます。
そのため、事前に周囲への連絡をしておく必要があります。
さらに、防音シートなどで周囲を覆い騒音防止を徹底します。
また、コンクリートを削る際には粉塵も舞いますので、その対策を行います。
作業時には安全の確保のため、作業員以外の人間を入れないようにします。
車両や通行人にも注意して作業しましょう。
STEP03.アンカー打ち
コア抜きをする機械を固定するアンカーの打ち込みを行います。
アンカーを打つ場所がないケースでは、ハンディタイプのドリルなどを用いる場合もあります。
STEP04.コア抜き作業
アンカーを打ち機械の設置を行った後は、コア抜き作業を行います。
STEP05.後片付け
コア抜きによって取り除いたコンクリートの破片や、粉塵対策で使われた水の処理を行います。