コア抜き価格の目安は?なんで高いの?

コア抜き工事価格の目安

コア抜き工事の単価は、以下のようなポイントで決まります。

・穴のサイズ
・穴をあける場所の環境
・穴をあける場所に必要な事前調査の内容
・コア抜き工事を行なう時間
・コア抜き工事の後に必要な産業廃棄

コア抜き工事は、ただコンクリートの壁に穴をあけておしまいではありません。
工事が安全にできるかどうか、穴をあけた後に建物の強度が落ちないかの検査をする必要もあります。
施主の依頼によっては穴開けのさいに出たコンクリート片などの産業廃棄物の片付けも必要です。

事前調査を入念に行なう必要がある工事や、穴をあけるのが困難な場所だと、費用が高くなります。

コア抜き工事の単価が高い理由

コア抜き工事はエアコンダクトを通す程度の穴でも1つ2~5万程度かかります。
ここでは、コア抜き工事の単価が高い理由を解説します。

汚水や粉塵の処理が必要なため

コア抜き工事をおこなう際は、粉塵の飛散を抑えるために水を撒きながら行なうものです。
そのため、飛び散った粉塵や汚水は産業廃棄物になり、片付けなければなりません。

コア抜き工事を行なう際、穴の直径は小さくても壁が厚ければ飛び散る粉塵の量も多くなります。
その処理には、追加の費用もかかるでしょう。

壁の中にアスベストが含まれている場合は、飛散防止の処置が必要です。
工事前にアスベスト調査や超音波検査などが必要ならば、その費用も工賃に上乗せされます。
そのため、さらに追加費用がかかってしまうのです。

工事用の器具が高いため

コア抜き工事を行なう道具は、それなりに高価です。
本体が数万円、刃は1つ1万円前後が相場です。

刃は消耗品のため、定期的な交換が必要になります。
したがって、沢山穴をあければあけるほど、費用はかかるため注意してください。

このほか、理由があっていますぐに工事を行なってほしいとお願いした場合、特急料金などがかかる場合もあります。
詳しくは見積もりを取り、疑問点がある場合は遠慮せず積極的に質問しましょう。