コア抜き工事の流れは?

一般的なコア抜き工事の流れについてご紹介します。

  1. 事前調査・レントゲン撮影
  2. 騒音・粉塵などの対策
  3. アンカー打ち
  4. コア抜き作業
  5. 後片付け

 

STEP01.事前調査・レントゲン撮影


事前調査では、穴を安全に開けられる場所を確認します。
鉄筋や電線、光回線などの通信線を、切断しない場所に開ける必要があるためです。
図面などで確認するだけでなく、鉄筋の場所や状況を調べるためにレントゲン撮影を行います。
土台の中には鉄筋が細かい間隔で差しこまれているため、
これを誤って切ってしまうと、土台の安定性が落ちてしまいます。
そうなると工事のやり直しが必要になるので、事前調査はとても重要です。
レントゲン撮影を行うには、エックス線作業主任者という国家資格が必要とされます。

 

 

STEP02.騒音・粉塵などの対策


コア抜き工事は、コンクリートを削って穴を開けるので、大きな音が出ます。
そのため、事前に周囲への連絡をしておく必要があります。
さらに、防音シートなどで周囲を覆い騒音防止を徹底します。

また、コンクリートを削る際には粉塵も舞いますので、その対策を行います。
作業時には安全の確保のため、作業員以外の人間を入れないようにします。
車両や通行人にも注意して作業しましょう。

 

STEP03.アンカー打ち

コア抜きをする機械を固定するアンカーの打ち込みを行います。
アンカーを打つ場所がないケースでは、ハンディタイプのドリルなどを用いる場合もあります。

STEP04.コア抜き作業

アンカーを打ち機械の設置を行った後は、コア抜き作業を行います。

 

STEP05.後片付け

コア抜きによって取り除いたコンクリートの破片や、粉塵対策で使われた水の処理を行います。